ウルトラマンネクサスは本当に子供向けなのか

最近は、ウルトラマンネクサスを観ていました。

前にニコ生でウルトラマンメビウスやってるのを見てから、ウルトラマン熱に火がついてね。

衝動のままにネクサスを手に入れてしまったというね。

 

まあ、しょうがない。ウルトラマンが私を呼んでいたんだからしょうがない。

これは不可抗力というやつですよ。

決して欲しいものを少しも我慢できないとかそんなことはない。ない。

 

で。

 

それをちょこちょこ観つつ今に至るわけです。

先月はちょっとしたウルトラマン月間だったのです。

2月はウルトラマンネクサスとともにあったのです。

 

昨日観終わりました。

すげぇ面白かったです。

 

ネクサスは他のウルトラマンとは違う面白さがあるよね。

 

 

スペースビースト「人間おいしいです^q^」

ネクサスの特徴といえば、怪獣のしつこさですかね。

1話では完全に倒せません。

2話、3話、4話としぶとく生き残って襲い掛かってきます。

 

しかしまあ。

ネクサスという作品を語る上で、そんなものは些末な事なんですがね。

 

最大のポイントは、重苦しくシリアスな展開でしょう。

他のウルトラマンシリーズとは一線を画す部分。

子供向け?って疑問符が付くようなシリアスさ。

 

 

まずは、生々しい人間の死に方ですね。

怪獣に捕食されるシーンとか割りとグロい。

 

特に、咀嚼されながら食われる回のインパクトはすごかったね。

 

丸のみとか、サッと流す感じではないです。

怪獣さんがもりもりかみかみしながら食うわけですよ。

生きたままの人間を咀嚼です。

 

さすがに血しぶきが飛ぶとかはないし、肉片になった人間の描写とかもないけど。

でも、怪獣に捕まって、叫びながらの必死の抵抗も虚しく口に運ばれた挙句の咀嚼です。

すげぇ生々しい描写です。これはかなり来るものがあるんじゃないですかね。

 

生きながら食い殺されている

 

っていう感じが全力全開ですよ。

 

いやあ、子供向け番組ってすごいですね。

 

 

爽快感?そんなもんは犬にでもくれてやれ

ウルトラマンシリーズの主人公と言えば「ウルトラマン」なわけですが。

ネクサスではこれは当てはまりません。

 

主人公がウルトラマンじゃないのですね。

ウルトラマンはレギュラーであっても中心にはいないのですね。

最終話でウルトラマンの力継承するけどさ。

 

そして、このウルトラマンが、猛烈に過酷なポジションにいます。

 

変身できる力を得た人間をデュナミストというのですが。

そのデュナミストの命の削らられっぷりがもうね。

痛々しいとかいうレベルじゃないですよ。

 

例えば、最初のデュナミストであった姫矢さん。

 

傷だらけで。孤独で。

それでも、己が身を犠牲にしながら戦い続ける。

常にそんな感じでした。

 

他のウルトラマンシリーズだったら、怪獣を倒した後は、

 

 

変身者「おーい、みんなー」

 

仲間の隊員「なんだお前!無事だったのか!どこ行ってたんだよ!」

 

変身者「いやあ、ちょっと撃墜された後は気絶してましてね」

 

仲間の隊員「このぉ!運のいいやつめぇ!あっはっはっはっ!!」

 

「HAHAHAHAHAHAHAHA!!」

 

 

なんていう流れが多いと思うんですがね。

怪獣倒してめでたしめでたし、みたいな。

とりあえずの解決感はしっかりと伝えていくスタイル。

 

しかし、姫矢さんの戦いは、そんな明るい感じはまったくないのです。

 

基本的に倒れる寸前にまで消耗します。

戦うたびに身体へのダメージが蓄積されていきます。

毎回毎回、どんどん弱っていきます。命の削りっぷりが半端ないです。

 

そんな身体でもう変身するなよ!!戦うなよ!!

 

って言いたくなるくらいにボロボロになるまで戦います。

 

怪獣を倒した後の爽快感とか。

これでもう安心だよね!っていう安堵感とか。

そんなものよりも先に、姫矢さんの身体の心配したくなるというレベル。

 

始終そんなギリギリの存在。

それがデュナミスト。

それがウルトラマンネクサス。

 

よーし!いけぇ!ウルトラマン!!

わぁい!勝ったぞぅ!!

すごいぞウルトラマン!かっこいいぞウルトラマン!

 

という観方はちょっとできないよね。

 

いやあ、子供向けは奥が深いですねぇ。

 

 

精神攻撃は基本

私がお勧めなのは、溝呂木編のリコ回ですかね。

主人公の恋人である、リコの真実が明らかになっていくという展開なのですがね。

このときの、リコの精神が徐々に崩壊していく描写がマジでやばい。

 

誰もいない空間に向かって、楽しそうに恋人を紹介してたり。

ツー・・・ツー・・・とか、繋がってない電話に向かって話してたり。

「家族の肖像」かと思って描いていた絵が、実は奇怪な怪獣の絵だったり。

 

押し寄せる狂気と。

どんどん進む精神侵食と。

それらが交わったドロッドロの現実と。

 

サイコ。マジサイコホラー。狂気が止まらない。

ゆっくりとしかし着実に狂っていく様子のおどろおどろしさよ。

観てるこっちの正気度も削り取られていくような恐怖感に襲われますね。

 

BGMに「旧支配者のキャロル」とかが流れていても納得できるような狂気っぷりですわ。

 

 

あ、ありのまま今起こったことを話すぜ・・・。

俺は、ウルトラマンを観ていたと思ったらクトゥルフだった。

な、なにを言っているのかわからねーと思うが、俺も何を観ているかわからなくなった。

 

そんな狂気が、画面から這い寄ってくるような超展開を楽しめます。

これは本当におすすめです。ホラー好きなら特に。

 

このドロッドロ具合はさすが子供向け番組ですね。

 

 

子供向けってなんだっけ

ウルトラマンネクサス。

子供向け特撮はここまでの進化を遂げていたのだ!!

 

・・・つーか、これ本当に子供向けとして作られたのかなw

 

放送当時は、放送時間が

 

「朝7時半」

 

ではなくて、

 

「深夜31時半」

 

とか言われていたくらいだからね。

なぜこれが深夜番組じゃないのかというくらいです。

そんなん言われる程にハードな展開が多い作品です。

 

完全に深夜向けとして作られていたら、もっと面白くなったんじゃないかな。

なんて思ってしまうよね。

作風としては、「ウルトラマン」というよりも「牙狼<GARO>」みたいよね。

 

 

王道のウルトラマンではなく、ちょっと違ったウルトラマンが観たいなー。

なんて思ってる人にはお勧めじゃないですかね。ウルトラマンネクサス。

そんな人は是非ご視聴を。

 

子供向け()を堪能してみてくださいw

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